なまはげ

提言・意見・寄稿

水素社会への展望と課題

意外と思われるかもしれませんが、最近エネルギー源としてアンモニアを利用することが注目をされています。

地球温暖化防止策の一つとしてエネルギー源として水素を利用することはよく知られていますが、エネルギーの生産・輸送・貯蔵も含めた全過程を考えた場合アンモニア利用が得策であるということです。アンモニアから水素を取り出す、あるいはアンモニア自身を燃料として使う。

この度、豊田中央研究所、秋田県産業技術センターで指導的役割を果たしてこられた斎藤昭則(さいとうあきのり)氏からご寄稿頂きました。同氏はかねてからアンモニアをエネルギー源とした水素社会を提案しています。

同氏の解説と提案はみなさまのご関心を誘うことと確信いたしております。また、アンモニアを肥料として大量消費する秋田県がエネルギー源としても先導的に開発すればユニークな取り組みとなることでしょう。

グローカル政経総研 佐藤幸徳


著者略歴

氏名: 斎藤 昭則 (さいとう あきのり)
生年: 1948年(昭和23年)4月
秋田県由利郡象潟町(現にかほ市象潟町)生まれ
略歴: 1967年 秋田県立秋田高等学校卒業
1971年 東北大学工学部 精密工学科 卒業
1973年 東北大学大学院 工学研究科 修士課程修了
同年 株式会社 豊田中央研究所 入社
1991年 同 研究1部燃料噴射研究室 室長
2001年 同 機械1部 部長
2002年 同 シニアフェロー
2003年 同 取締役
2008年 同 顧問
2010年 秋田県産業技術総合研究センター
(現秋田県産業技術センター) 所長
2014年 同 技術顧問
2018年 退職

工学博士
日本機械学会理事、自動車技術会中部支部理事
日本微粒化学会副会長を歴任

※斎藤氏からご寄稿頂いた論文については、以下のPDFをクリックして参照ください。

グローカル政経総研レポート「水素社会への展望と課題}(斎藤昭則)